応力成分のうち,
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(388) |
が成り立つとき,その物体は平面応力
(plane stress)の状態に
あるという.このとき,応力ひずみ関係は,
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(389) |
または,
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(390) |
となる.
ここで,
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(391) |
とおいている.
また,つりあい方程式は,
となる.また,ナビアの方程式のうち意味のあるものは,
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(393) |
となる(第3式は自動的に満足される).
一方,平面応力のときには,ひずみの適合方程式は,
の6つの式になる.
平面ひずみ問題では,応力やひずみはすべて
のみの関数であったが,
平面応力問題では,これらは一般に
の関数でもある.
しかしながら,十分に薄い板を考えれば近似的に2次元と考えることができる.
そこで,平面応力においても,ひずみの適合方程式は,
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(395) |
だけ考えればよい.
Akihiro Nakatani
2001-06-25