【記憶の固定化過程のモデル化】
ヒトの脳は様々な高次機能を持ち合わせている。その1つに記憶がある。記憶
はヒトが思考する際に欠かせないものであり、ヒトのヒトたる活動を支える、非
常に重要な機能である。この記憶のメカニズムは一体どうなっているのだろうか?
これを明らかにすることは、複雑極まりないヒトの脳の解明に向けての重要な鍵
となると思われる。
記憶機能のうち、記憶が長時間保持されるようになることを記憶の固定化と呼
ぶ。本研究ではこの記憶の固定化過程に注目し、これに対してモデル化を行っ
た。そして得られたモデルについてシミュレーションを行い、モデルの挙動の
解析を行った。
松下 和裕
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