【微小膜構造の形態と力学】
ミクロな構造体において、その形は機能と
密接に関係している。柔らかい構造は、環境の影響を受けて容易に形が変化す
る。というよりも環境と一体となって動力学的な定常状態として存在している
と理解すべきであると考えられる。従来、固体力学問題で扱われてきた閉じた
系の準静力学的問題としての理解から、開いた系の動力学問題としての理解に
向けた取り組みが必要になってくる。このような視点から人口膜の形態変化に
関するミクロ・メゾ領域のシミュレーションを実施している。
小林佳広・小篠豊彦
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